クワガタの幼虫飼育において、オオクワガタなど通常のマットを使用するより菌糸マットのほうが有効な種類もたくさんいます。
菌糸マットを詰めた菌糸ビンは市販されており、いろんな種類や大きさがあります。
ですからそれらを購入すれば手軽に菌糸ビン飼育することができますが、菌糸ブロックを購入して自分で菌糸ビンを作ればコスト的にも若干助かりますし、
好きな大きさの菌糸ビンがつくることができます。
今さら私がココで言う必要もないのかもしれませんが、クワガタ飼育の初心者の方やまだ自分で菌糸を詰めたことが無い方にとって、
少しでも役に立てたらと自分なりの菌糸ブロックのビン詰め方を記したいと思います。
ただし自己流なところも多々ありますし、あくまでご参考程度にして頂けたら幸いです。
また神経質な方は作業するにあたって使用する道具などは事前にエタノールなどで消毒しておくとよいでしょう。 |
まず入手した菌糸ブロックを用意します。 だいたいどこのメーカーの菌糸ブロックも見た目はこんな感じでしょう。
では封を開けて、中身を出してみます。
菌糸ブロックは、このように白い皮膜で覆われてますが、これはパン切りナイフのようなもので取り除きます。
|
さて次はブロックをほぐす作業です。
私の場合、ショップで購入したブロック崩し網や衣装ケースを使用しています。 細かくほぐすのにとても使い勝手がいいので重宝しています。
もちろん道具を使わず手でほぐしてもいいし、使用するケースもバケツやタライなどでもかまいません。
ほぐしたらこのようになります。 この時点で白くはないのです。
|
次にほぐしたマットをビンに詰めていきますが、ここからはマットの詰め方と同じ要領で詰めていきます。
このような手順で詰めていきます。
ビンにマットを詰める時、この肩の部分に隙間を作らないようにつめるといいですよ。
|
こうして詰めたビンは通気穴を確保しビンの口にフィルターなどを挟み、一週間ほどそのまま置いておきます。
できれば18度~25度くらいの場所で保管するのがいいでしょう。 温度変化の激しい場所は避けてください。
|
さあ1週間ほど経てば、このように菌糸がまわり白くなってます。
こうなれば、ほぼ使用可能ですがビンの底に二酸化炭素が溜まり、酸素不足の状態になっているかもしれないので、
2、3日ビンを逆さまにしてガス抜きをするといいでしょう。
というわけで菌糸ビンのできあがりです。 すくすく育って大きな成虫になることを期待しましょう!
|
当サイトで掲載されている写真は、無断で複製・転載したり 営利目的に使用したりは絶対しないでください。
Today-
Yesterday-
Total-
|